『なぜ高性能な家が増えてきているの??』シリーズが『Eoc HOUSE&Eco LIFE』へとシリーズタイトル変更し、時事の情報発信(エコハウスに関連するNEWSトピックス)とエコハウスやエコライフについて記事を毎月書いています。
今回はトップランナー家電製品と省エネ家電製品の選び方を紹介したいと思います。
まずは、今月のNEWSトピックスをご紹介します。
今月のエコライフに関連するNEWSトピックス
【ノーベル賞 真鍋淑郎さん 50年以上前に“温暖化”影響を予測】
NHKオンライン
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211006/k10013294041000.html
【テレビ・温水器の省エネラベル表示が変わります】
経済産業省
https://www.meti.go.jp/press/2021/08/20210831003/20210831003.html
NEWSトピックス【テレビ・温水器の省エネラベル表示が変わります】ということで、2021年10月1日から新基準ラベルが新たに追加される事もあり、トップランナー製品・省エネ製品の選び方です。
トップランナー基準とは??
トップランナー基準は、「省エネ法」として知られる、「エネルギーの使用の合理化等に関する法律」の「機械器具等に係る措置」にて定められたものです。
1997年に京都で開催されたCOP3(コップスリー:気候変動枠組条約第3回締約国会議)を受け、1998年に省エネ法の大幅な改正が行われました。
この中で、運輸部門と家庭部門のエネルギー消費の増加を抑えるために、エネルギーを多く使用する製品・機器等ごとに、省エネルギー性能の向上を促すための目標基準値をトップランナー基準値といいます。
例えば↑画像の各種エアコン製品の省エネ性能の場合は、6.0より値が大きい性能値のエアコンがトップランナー製品になります。
消費エネルギー(電気代)を抑えたい方には、トップランナー基準をクリアした製品をオススメします。
トップランナー制度、トップランナー基準値の向上により、家庭部門CO2排出量の推移は減少傾向ですが、2030年に向けて温室効果ガスの排出を46%削減、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた通過点に過ぎません。
日々の暮らしの中で、家庭部門のCO2排出量削減するために、出来ることは・・・
省エネ性能が高い製品を選ぶことです。
省エネ性能が高い製品を選ぶ際に、参考になるのが省エネラベルです。
省エネラベルの改定
2020年に先行して照明器具、電気冷蔵庫、電気冷凍庫、電気便座の省エネラベルが統一省エネラベル(新ラベル)に変わりました。
2021年10月からは、テレビ、エコキュート(ヒートポンプ式給湯器)、ガス温水機器、石油温水機器が目標年度と新しい省エネ基準値を記載した統一ラベルの多段階評価になります。テレビと各種温水機器のラベル表示は、2023年3月31日までは、旧ラベル表示でもOKとなっています。
2021年10月〜2023年3月31日の期間は、旧ラベルと新ラベルの表示が混在します。目標年度を確認して製品を選ぶことをオススメします。
多段階評価区分は、消費者が詳しく省エネ性が高い製品を把握するための方法の一つです。
0.1きざみの41段階(5.0~1.0)の評価点になります。
エアコン、照明器具、電気冷蔵庫、電気冷凍庫、電気便座、テレビ、エコキュート(ヒートポンプ式給湯器)、ガス温水機器、石油温水機器、これらの製品が2021年10月時点での多段階評価対象製品です。
統一省エネラベルで知れること
①多段階評価点
市場における製品の省エネ性能の高い順に5.0~1.0までの41段階で表示。★(色付きの星マーク)は多段階評価点に応じて色付されます。色付きの★が多い表示=省エネ性能が高いことを表しています。
②省エネルギーラベル
省エネ性能マーク、省エネ基準値の目標年度、省エネ基準達成率、エネルギー消費効率を表示。
③年間の目安電気料金
エネルギー消費効率をわかりやすくするために年間の消費電力量の目安を表示。
トップランナー製品を選ぶには??
トップランナー基準の製品の省エネラベルには、グリーンの省エネマークで表示されています。
次に確認していただきたいポイントは、トップランナー基準を達成すべき目標年度です。対象機器・製品ごとに年度が設定されています。
↓の表にある対象機器・製品の目標基準値は、一定期間が過ぎると新基準値となります。目標年度も更新される為、トップランナー基準の製品を選びの確認ポイントになります。
最新の省エネ家電対象機器・製品のトップランナー基準情報&省エネ基準達成率を知りたい方は、製品のカタログやメーカーの製品情報が記載されてホームページで確認する以外に
省エネ型製品情報サイト
https://seihinjyoho.go.jp/index.html
で確認し、比較検討をする方法があります。
家電の購入・買い替えの際は、省エネラベルで製品の省エネ性能を確認し、消費エネルギーが少ないエコな製品を購入することで、お財布と地球環境に優しい製品を選びが、次世代のための環境保全活動にもなります。