『十人十色』施工例のカラー解説#01

新築やリフォームをする際、決める物が多い中でもっとも多いこと・・・それは、色選び。

好きな色をベースにコーディネートしたいけど、色の組合せが分からない方や直感で好きな色を何となく組合わせた方もいらしゃるかと思います、実は色には組み合わせの法則があります。

本日は・・・少しでも皆さんがお好みのカラーコーディネートに近づけるように、実際の施工例写真を使って色の法則について解説していきたいと思います。

 

まずは基本の色と明度、彩度について簡単に説明したいと思います。

 

カラーコーディネート基本の色と色相環


カラーコーディネートでは、基本となる5色(赤、黄、緑、青、紫)の色に加え、中間色(橙、黄緑、青緑、紺、桃)の色、更にその中間色を使って色の組み合わせを考えます。

その際に色相を環状(輪状)に配置したもので、異なる色相同時の相対関係を理解するときに役立ちます。

カラーコーディネートもこの色相環が基本となり配色を選びます。

明度と彩度


明度は色の明るさを表します。無彩色の黒色から白色に変わるグラデーションをイメージすると分かりやすいと思います。

黒色は明度が一番低い(暗い)色で、反対に白色は明度高い(明るい)色になります。

 

彩度は色の鮮やかさを表します。上の表のを参考にして頂き、ビビッド色は、彩度が高くカラーコーディネートの基本の色味が分かりやすいです。反対にのベリーダーク色は、彩度が低く基本色の色味が分かりにくいです。

 

色の配色などに携わる仕事をする際には、『トーン』という言葉で明度と彩度の色調(しきちょう)を表現します。

 

左の最も彩度が高いビビッドを基準に白色を加えることで、トーンが変化していきます。

ビビッド

ライト

ペール

ベリーペール

 

と明度は高くなり、彩度は低くなります。

色がはっきりしている赤色は、トーンが変わることで印象が変わります。

カラーコーディネートをする際、色味やトーンを揃えることで色がまとまりやすくなります。

 

 

色の組み合わせの法則


カラーコーディネートをする際、秩序の原理(一定の法則によってい選ばれた色は調和する)という理論に基づいて色を決めて、配色していきます。

もっと知りたい方は、秩序の原理(ちつじょのげんり)を調べて見てください。

 

代表的な秩序の原理を使った色の組み合わせでカラーコーディネートされた施工事例を紹介します。

 

 

 

 

モノクロマティック配色のコーディネート


モノクロマティック配色のコーディネートで一番簡単なコーディネート方法は無彩色の白、グレー、黒でコーディネートしていく方法があります。聞き慣れている言葉では、単調な色使いのモノトーンコーディネートです。色味があるビビッド色に明度を高くたり、低くした配色方法がモノクロマティック配色です。

補色のコーディネート


補色とは、色相環で反対に位置する色を使う方法です。コーディネートする際は、色調のトーン変化を入れながらコーディネートしていきます。

 

 

類似色のコーディネート


類似色のコーディネートは、色相環で隣合う色の組み合わせに配色です。こちらの同じく、色調のトーン変化を入れながらコーディネートしていきます。

 

 

 

 

一度に代表的な配色の法則をご紹介出来なかったので・・・

来週また続けてご紹介します。