カメラ目線 No.2「完成写真って? 」

こんにちは、カメラマンのタハラです。 今回は、これからブログを綴っていく にあたって、私の「撮影スタンス」や写真に向き合うきっかけとなった原点に ついてお話しします。

 

2014年の一棟目の完成撮影から翌2015年にかけて、福山市・笠岡市・井原市な どで6棟の完成撮影をさせていただきました。その頃になると、私自身も周囲を 見る余裕が少しずつ出てきて、「その家ならではの特徴」を見極め、意図を 持ってレンズを向けられるようになっていたと記憶しています。 当時、周囲からは「建築写真は簡単だよ。垂直と水平を合わせれば撮れるか ら」なんて言われることもありましたが、全くそんなことはありません。むし ろ現場では、常に変化する「光の扱い」に激しく苦戦していました。

 

 

そして何より、撮影技術以前に、もっと大切なことに気づかされたのです。

 

この頃、私が感じていた「Naccaの家造り」の印象。それは**『Coolness(遊 び心とカッコよさ)』**でした。 施主さまとNaccaのコラボレーションによっ て生まれる、そこに住まわれるご家族のワクワクするような生活の場。私は撮 影しながら、「この最高の臨場感を、写真を通して多くの方々に伝えなければ いけない」と強く思いました。

 

 

 

実は私は、30代の10年間ほど建設関係の仕事に携わっていました。 主に大手建 設会社のJV(共同企業体)の下請け企業から業務を請け負っていたのですが、 その中に「引き渡しクリーニング」という仕事があります。 竣工式の直前まで ビルの内外装をピカピカに磨き上げ、施主企業にお引き渡しする。それはまる で、一つの「儀式」のような仕事であり、建設会社側における本当の『最終工 程』でした。

 

だからこそ、「完成写真撮影」をしていく中で、これもまた家づくりの『最終工程』なのだと直感しました。過去の経験があっての撮影に向き合う姿勢がで きたように思います。

 

 

では、中田社長から課せられた「期待する成果(効果)」とは何だろうか? もちろん商業写真ですから、宣材として活用されることが目的です。しかし、 ただ綺麗に写すだけで「求められる効果」を発揮できているのだろうか? そん な疑問をきっかけに、私は**「訴求力」 と 「独自性」**の2点を意識して、撮影 に臨むことに決めました。

 

 

写真が持つ本当の効果—それは、施工例を見た方に「あ、ここで暮らしたい」 「こんなカッコいい家が建てられるんだ」と、言葉以上に瞬時に魅力を伝える 『訴求力』です。そして、Naccaさんにしか作れない唯一無二の世界観を切り 取る『独自性』。これらが合わさって初めて、写真はその真価を発揮すると信 じします。