こんにちは カメラマンのタハラです。
今回は実際の撮影現場で私が心がけている点の一部を説明します。
Naccaは主に注文住宅を手がけています。施主様の思い描く家の形や、将来の家族設計に寄 り添いながら、それぞれの想いを住まいという形に具現化していくことが、その仕事です。
そのため、出来上がった家は一様ではなく、それぞれ違った形や色、間取りや素材など、そ れぞれの個性を持っています。 その 個性・特徴を理解し、その家らしさを写真で表現することに勤めています。
撮影当日に現場へ到着すると、まずは外観と内観をひと通り見て回ります。 家全体の佇まいを眺め、室内を巡りながら、その家ならではの特徴や写しどころを探していきます。
設計者のこだわりが感じられる造作、印象的な吹き抜け、窓から差し込む光、素材の使い方 など、その家を象徴するポイントを見つけることが最初の仕事です。 写真の世界では「フォーカルポイント」と呼ぶこともありますが、その家を代表する一枚に なる場所でもあり、完成アルバムでも印象的なページとして使うことが多くあります。
同時に、太陽の位置や光の入り方を確認しながら、その日の撮影順序も組み立てていきま す。 この準備に、およそ20分ほど掛けます。この時間で、その日の撮影全体のイメージが決まり ます。
撮影は、いつも玄関から始めています。 玄関ドアを開けた瞬間に目に入る景色は、その家との最初の出会いだからです。 その後は、時間帯による光の変化に合わせて撮影を進めます。
カタログ写真は基本三脚を使います。イメージ写真は手持ちで自由なアングルや画角で撮影 することも少なくありません。 注文住宅には、人格のように 一棟一棟違う個性があります。
その家だけが持つ魅力を見つけ、それを写真に写し込むこと。 それが、私がNaccaの住宅を撮影するときに最も大切にしていることです。 (今回は Naccaモデルハウス 1号の 完成写真を使用しました。)