今日は照明計画&コーディネート特集第二弾です。
照明計画の種類と照明施工例をあわせて解説しています。
照明計画では全般照明と局部照明の使い分けと空間(スペース)の利用目的に合わせて明視性に必要な色温度と照度が大切なポイントです。
全般照明と局部照明
『全般照明』は、配光角度の広いダウンライトやシーリングライトを配灯して空間を明るくする方法です。ベースライトとして照明計画をします。
『局部照明』は、特定の狭い範囲を明るく強調する照明方法です。住宅では生活行動によって必要なタスクライトや、空間のアクセントライトとして照明計画をします。
住宅は、1種類の明かりの『全般照明』または、2~3種類の明かりの『全般照明+局部照明(スポットライト、間接照明、ペンダントライト、スタンドライト)』を用いることが多いです。
照明の配置計画と設置照明器具選びは、生活行動に応じで『全般照明のみ』または『全般照明+局部照明』を計画します。また意匠(デザイン)で局部照明を用いることもあります。
照度について
照度(lx:ルックス)は明るさの基準を示す単位です。明るさを選ぶには、空間に適した明るさと、ちょうどいいと感じる視覚は年齢や個人差があります。平均的な目安が下部の表になります。
同じ室内空間でも、部屋によって全般照明(ベージュの帯)に必要な明るさに加えて、生活行動によって必要なタスクライト(ピンクの帯)に必要な明るさがことなります。
例えば、リビングで読書をしたい時は、300~750lxの照度が必要ですが、団らんだけであれば、低い150~300lxで明るさは足りているということになります。
ベースライトの明るさを必要以上にしてしまうと、照明の消費電力が増えてしまうので、適所に適量のタスクライトを増やす方法が消費電力を抑えることができます。
色温度について
色温度は、温かみのある暖色の『電球色』、自然な色合いの『昼白色』、青みがかった『昼光色』があります。家のテイストや暮らし方によって色温度を選びます。
最近ではLED電球の進化により照度(lx:ルックス)の調光の他に、色温度(K:ケルビン)の調色が可能な器具も増えてきました。
電球によっては、電球色しかない電球もあったりするので器具選びの際はご注意ください。
屋外照明の施工例
屋外に設置する照明は本体建物工事の場合と外構工事の場合があります。打ち合わせにてどちらの工事に該当するかをご確認ください。
ガーデンライト(独立タイプ)
ガーデンライトは玄関アプローチや庭先を照らす際におすすめなライティングです。
ガーデンライト(埋め込みタイプ)
マリンライトをレンガの塀の天端に埋め込んだタイプです。
日中↓
夜は屋外こんな感じで照らされます。
↓
屋外ダウンライト
すっきり見せたい場所におすすめです。
屋外ブラケット
屋外ブラケットライトは照明器具のデザインバリエーションも多いです。
屋外スパイクライト
アクセントライトで使用することが多いです。
屋内照明施工例
シーリングライト
天井すっきりと取り付けれる器具です。リモコン付の器具が多く、リモコンを使ってON、OFF、調光、調色ができます。
近年に発売されたプロジェクター機能がついた照明器具もこのシーリングライトタイプの照明になります。
プロジェクター機能付きの照明器具は通常の器具より重たい為、設置の場合は下地補強が必要になります。
屋内ダウンライト
天井などに埋め込み、下面を照らす器具です。様々な空間のベース照明(全般照明)として使われています。
屋内ブラケットライト
壁面に取り付ける器具。タスクライト(局部照明)だったり、アクセントライトで施工されます。
ペンダントライト
チェーンやコードなどで吊り下げる照明。様々なデザインとの照明器具があります。
ダクトレール+照明器具
天井や壁にレールを設置したダクトレールを使って照明器具の位置を可動できる照明器具のタイプ。
間接照明
天井や壁などのくぼみに照明器具を設置し、演出するあかりです。
いかがでしたでしょうか??
ここに紹介できなかった照明なども多くあります。
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