今回はエアコン1台で30坪の室内を暖めているモデルハウスの真冬の温熱環境についてご紹介します。
ナッカデザインの平屋モデルハウスの住宅性能は、HEAT20 G2グレード設定で断熱設計をした家になります。
-HOUSE DATA-
敷地面積:81.37坪
延床面積:30.05坪
間取り:3LDK+ユーティリティー+外部収納
UA値(外皮平均熱貫流率):0.34W/㎡・k
C値(気密性能):0.14c㎡/㎡
計測日:2021年12月27日
年末の大寒波で福山市でも積雪が予報された26日の翌日27日早朝のデータです。
ちなみに・・・
モデルハウスのある場所は、
標高(海抜)33m。※Mapion調べ
車で10分弱の四川ダムの少し上の標高(海抜)386m。の地域ではしっかりと雪が積もってました。
モデルハウスまで下ると道路脇など積雪していました。
車で表示される外気温は-2度。時間は、午前8時のモデルハウスの様子。
↓
そして、設定温度20度で稼働中の室温は・・・
↓
エアコンの風が直接当たらない場所に置かれた温度計になります。
屋外と屋内の温度差約20度。
玄関ドアから室内に入った瞬間、温かいと感じる室内温度でした。
出社前に立ち寄ったので、改めて午前10時半に計測をしました。
午前10時半の計測時の温度計
↓
10時半には、雪が溶けていたのでサーモカメラを取り出し計測をスタートしました。
まずは外壁の表面温度を測定。
朝日が当たる南面の日なたでは、13度。
朝日が当たらない日陰では、4度。
↓
玄関ドア・玄関ホールを検証
室内に入る前に玄関ドア『YKKイノベストD50』も測定!!
↓
玄関ドア屋外側の表面温度は、日陰の外壁面と変わらない位の温度でした。
気になる室内側の温度はこちら
↓
ドア中心部付近の表面温度は18.7度です。
青くなった箇所の表面温度、気になりますよね??
もちろん、はかっております!!
玄関ドアの青い箇所の表面温度
↓
玄関ドア上部の青い箇所約18度。下部約14度。
やはり冷気は下がるので下部箇所の方が低いです。
次に気になった室内箇所は、午前8時と午前10半で玄関ドアの開閉が7回あった玄関ホール床の表面温度。
↓
しっかり蓄熱していました。
12月27日と11月19日玄関ホールの床の表面温度の比較
↓
12月はサーモカメラの計測の温度差が大きいので、表示カラーは異なりますが、11月12月共に同じ18度です。
冬の玄関ホール断熱性能が低いと『寒く感じる』と言われますが、
断熱性能が高く保温出来る環境と、気密性能が高く漏気が少なければ『寒くない玄関ホール』になります。
リビングの表面温度を検証
エアコンが稼動しているリビングが温かいことわかるので、断熱性能・省エネ性能が高い家のポイントは表面温度です。
室温が同じ20度でも、壁や床の表面温度が室温より低くすぎる場合、体感温度は低く感じます。
では、モデルハウスのリビング表面温度です。
↓
エアコンの風が良く当たるソファの表面温度が23.9度。
ソファの下の床表面温度が21.6度。
外壁に面した壁の表面温度18.4度~21.9度。
キッチン・ダイニングの床表面温度 18.5度~19度。
体感温度は、ほぼ19度位になります。
モデルハウスのLDKは加湿をするとなお快適!!
が実証できました。
非暖房エリアの表面温度
非暖房エリアで寒い場所と言われがちな、お風呂とトイレの表面温度をご紹介します。
↓
モデルハウスのユニットバス床表面温度16.5度。
ユニットバス内外壁に面した壁表面温度16.8度。
トイレ床の表面温度17.3度。
トイレ外壁に面した壁表面温度17.4度。
トイレは便座から熱を放射しているので、エコモードで、非暖房でも温かい空間になっていました。
エアコンから一番離れた部屋の表面温度もまとめて紹介します。
↓
非暖房エリアの床表面温度15.2~17.5度。
床の表面温度が16度以下になると若干ひんやりと感じる。
この体感は人によって異なるので、是非!!真冬の期間に体感して頂きたいと思ってます。
お問合せ、ご予約はこちらから↓